・自分の親知らずは大丈夫?
・抜いた方がいいって言われたけど本当なの?抜かなくていい場合もあるの?
・抜いたら痛くて眠れない?
親知らずは口の奥にありますし、潜っている方も多いので気にはなるけどついついそのまま、、という方も多いのではないでしょうか?
今回は親知らずについて解説していきます。
親知らずとは第三大臼歯と言われる歯で智歯と呼ばれることもあります。
親知らずが顎の骨の中で作られ始めるのはなんと6歳頃です。そこから段々と歯の頭や根っこが作られていき、15歳から25歳くらいまでの間にお口の中に見えてくる方が多いです。先天欠如と言って生まれつき親知らずが無い方もいますが、お口の中に見えていないだけで潜っているという方も多くいます。
そもそも自分に親知らずがあるのか無いのか分からないと言う方は、歯医者さんのレントゲンで簡単に調べられますので調べてもらうといいかもしれません。
・抜いた方がいい親知らずってどんなの?
1.手前の歯に悪影響(虫歯や歯周病や歯並び)があるもしくは悪影響を与えそう
2.親知らず自体に歯ブラシが届かず大きな虫歯や歯周病になっている
3.親知らずの生える位置や方向が悪い
上記のような場合は予防的に抜歯を検討したほうが良いと言えます。
他の歯に比べて親知らずは感染を起こすと『隙』と呼ばれる筋肉や骨の隙間に波及しやすいので感染が重症化しやすいと言う特徴があります。ある調査では約80%の親知らずに虫歯や歯周病があると言われています、理想的には虫歯や歯周病になる前にリスクの高い親知らずは抜歯をしておくと良いでしょう。
一方、完全に歯茎の下に隠れていて手前の歯に悪影響を与えていなければ様子を見た方がいい場合もあります。
また虫歯や歯周病のリスクがあってもしっかりと管理ができていれば親知らずを残しておくメリットがある場合もあります。それは他の奥歯を抜かなくてはいけなくなった場合に『移植』をするドナーの歯になりうるからです。『移植』については今後解説できればと思っております。
お口の中に親知らずが少しでも見えていて、反対の歯と噛んでいない場合や向きが悪い場合は要注意です。25歳を過ぎると親知らずが炎症を起こす確率が倍になると言われていますし、年齢が若い方が抜歯の難易度も低いことが多いです。親知らずの生え方が心配な方は早めに歯医者さんで抜歯すべきかどうか診てもらいましょう。
親知らずの抜歯は専門的な技術が必要であったり手間がかかる処置です。
そのため、抜いた方がいいことは分かっていても8割以上の歯科医が大変な親知らずの抜歯ができないと言われているため放置されてしまうという現実もあります。親知らずの抜歯が可能な歯医者さんで診察を受けるか、必要に応じて総合病院の口腔外科などに紹介状をもらって受診するようにしましょう。
どうやって抜くの?抜いた後の痛みは?
歯茎に埋まっている場合は歯茎を切開し、必要に応じて歯や骨を削って抜歯します。抜歯後は糸で縫うことが多いです。
抜歯の際は、下唇の感覚の神経や舌の感覚や味覚の神経の麻痺のリスクがありますので注意が必要です。
抜いた後の痛みは、必ずありますが飲み薬の痛み止めでコントロールできる場合がほとんどで、腫れは1週間程度で多くの場合元通りに改善します。※感染を起こした場合や、まれに治りが悪い場合には痛みや腫れが長引く場合があります。
リスクの高い親知らずがある方は、他の歯が虫歯や歯周病になる前に予防的に抜歯をすることをお勧めします。
てつか歯科ではなるべく痛みと腫れの少ない抜歯を心がけております。
『日本口腔外科学会 認定医』がおりますので、親知らずの抜歯もほとんどの場合抜歯が可能です。(※状況によっては大学病院へ紹介する場合もあります)どうぞお気軽にご相談ください。
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